現代はSpotifyをはじめとするストリーミングサービスで彼の名曲が日常的に聴かれ、Netflixなどの映像配信を通じて過去の伝説的ライヴ映像が若い世代にも広がっている時代だ。CD全盛期を知らない20代、30代の新しいファン層が爆発的に増えており、彼らにとって玉置浩二の「生の歌声」を聴くことは特別な体験として神格化されている。
それだけに、現場で直面したドタキャンという現実は、SNS時代独特の拡散スピードでネガティブな反響を呼ぶリスクも孕む。だが同時に、デジタル上で彼の過去の圧倒的なライブパフォーマンスを再確認したファンからは、「万全な状態で戻ってくるならいくらでも待つ」という温かい声が溢れているのも紛れもない事実である。