益若つばささんの凄みは、自身のコンプレックスをビジネスとカルチャーの起爆剤へと転換した点にあります。彼女が手がけたコスメブランドは、発売から十数年が経過した現在もロングセラーを記録し続けています。
彼女はプロデュースにあたり、他人に丸投げすることなく、自ら工場に足を運び、ミリ単位でアイラインの筆先やつけまつげの毛束の角度、カラコンの着色直径を調整することで知られています。「奥二重でもパッチリ見せたい」「丸顔をシャープに見せたい」という、読者モデル時代に培った現場目線の悩みがすべての商品開発の起点となっていました。
また、彼女がSNSやYouTubeで定期的に披露するすっぴんからのフルメイク動画は、数百万回規模の再生数を記録しています。生まれつきの完璧な美しさを誇示するのではなく、素肌の悩みやクマ、顔の左右差をどのようにカバーして理想の顔を作り上げるかを徹底解説する姿勢は、多くの視聴者に勇気を与えています。