ストリートのレジェンドとして地位を固めていたNIGO氏に、世界のハイファッション界から熱烈なラブコールが送られます。その先駆けとなったのが、故ヴァージル・アブロー氏の招聘による「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」とのコラボレーションコレクション「LV²(ルイ・ヴィトン スクエアード)」(2026年・2026年)でした。メゾンの象徴であるダミエやモノグラムとストリートの意匠を見事に融合させた同コレクションは、世界的な大ヒットを記録しました。
そして2026年9月、ファッション界に激震が走ります。世界最大のラグジュアリーコングロマリットであるLVMHが、「KENZO」の新たなアーティスティックディレクターにNIGO氏を任命したのです。創業者の高田賢三氏以来、日本人として初のメゾントップ就任という歴史的快挙でした。
NIGO氏が手掛けるKENZOは、高田賢三氏が遺したアーカイブの色彩美や花柄(ボケの花モチーフなど)を再解釈しつつ、自身が得意とするワークウェアやアメリカンアイビースタイル、日本の伝統的な刺し子刺繍の要素を巧みにミックス。パリ・ファッションウィークで発表されるランウェイショーは毎シーズン絶賛を浴びており、ラグジュアリーとストリートが高度に交差する現代モードの旗手として揺るぎない評価を獲得しています。