彼女の住まいづくりを語る上で欠かせないのが、自らペンキを塗り、工具を握るDIYの姿勢だ。既製品をそのまま並べるのではなく、空間に合わせて棚を取り付けたり、古道具に新たな息吹を吹き込んだりする作業を惜しまない。手仕事による微細な揺らぎが、空間に唯一無二の温もりを与えている。
壁を彩る絵画やアートブックの配置にも、彼女独特の感性が光る。子供たちがのびのびと過ごせる導線を確保しつつ、趣味の本や楽器が自然な形で溶け込むよう計算されたレイアウト。気張らないけれど妥協もしない、そんな居住空間の作り込みこそが、現地メディアやファンを惹きつけてやまない理由だろう。