JPの芸人人生における最大の転機といえば、2026年1月30日放送のフジテレビ系情報バラエティ『ワイドナショー』への緊急代役出演です。この伝説的な放送の裏側には、幾重もの奇跡と準備がありました。
当時、番組MCの松本人志が新型コロナウイルスの濃厚接触者となり急遽スタジオ出演が見合わせに。そこで白羽の矢が立ったのが、以前から松本人志の完コピものまねを磨き続けていたJPでした。中居正広の代役を務めたものまねタレント・原口あきまさと共にスタジオに登場すると、オープニングからスタジオと視聴者の度肝を抜くパフォーマンスを披露します。
声のトーン、独特の間(ま)、首の傾げ方、眉間のシワ、さらには「いや、あのね…」といった細かな口癖まで、「まるで本人が乗り移ったかのよう」とSNS上は騒然。東野幸治とのテンポの良い掛け合いも見事に成立させ、瞬く間にTwitter(現X)のトレンド1位を独占しました。
この代役劇が奇跡と呼ばれたのは、決して一夜漬けの付け焼き刃ではなかったからです。JPは売れない時代から「いつか松本さんの代役が必要になる日が来るかもしれない」と信じ、松本人志の出演番組を膨大に録画・分析し、20年近く喉と身体に染み込ませていました。徹底した準備が生んだ必然のブレイク劇だったのです。