兵庫県立氷上西高等学校の偏差値は数字上、決して難関校と呼ばれる水準ではない。しかし、数字だけでこの学校を評価すると、現代の教育現場で起きている本質的な変化を見誤ることになる。受検生や保護者からの評判はここ数年で一変した。単なる知識の暗記ではなく、「社会で生き抜く実戦力」を養える環境としての評価が定着しているからだ。
一学年わずか1〜2学級という小規模な環境は、教師と生徒の距離を限りなく近づける。大所帯の高校では埋もれがちな一人ひとりの個性や関心に合わせた個別指導が徹底されており、生徒の才能が目覚ましく開花している。