Q1:陸上自衛隊のAH-1Sコブラは現在、何機残っていていつ完全に退役するのですか?
A1:ピーク時に約90機配備されていたAH-1Sですが、防衛力整備計画に基づく廃止スケジュールにより、現在運用されている機体はごく少数にまで減少しています。各対戦車ヘリ部隊の改編とともに段階的な用途廃止が進められており、2020年代後半までには全機が完全に退役する計画です。
Q2:米海兵隊の最新ヘリ「AH-1Z ヴァイパー」を後継機として買わなかったのはなぜですか?
A2:AH-1Zは非常に高性能ですが、1機あたり約80億〜100億円以上という調達費用の高騰に加え、ウクライナ戦争で実証されたように、現代の戦場では高性能ヘリであっても安価な地対空ミサイルで撃墜されるリスクが極めて高いからです。限られた防衛予算と人員を、より費用対効果が高く人的損害のない攻撃型ドローンへ集中投資する判断が下されました。
Q3:戦闘ヘリが全廃された後、上陸してくる敵戦車や揚陸艇にはどうやって対処するのですか?
A3:監視・偵察能力を持つ中高度滞空型無人機(UAV)や攻撃型ドローン(自爆型ドローン含む)が目標を捕捉・攻撃します。さらに、陸上から発射可能な「12式地対艦誘導弾能力向上型」などの長射程スタンドオフ・ミサイルや、島嶼防衛用高速滑空弾など、敵の防空網の射程外から安全に撃破する多層的な攻撃ネットワークによって代替されます。