政界の視線は、すでに2026年自由民主党総裁選挙へと向けられている。かつての派閥解消宣言を経て、表向きはフラットになったとされる自由民主党内部。だが、実態は異なる。政策勉強会や同好会という名目のもと、実質的なグループの結集が急速に進んでいるのだ。
前首相である岸田文雄氏の動向にも、党内外から熱い視線が注がれている。自ら立ち上げた派閥を解消したものの、党内の政策論議においては依然として一定の発言力を保持する。旧岸田派のメンバーを中心とする中道・リベラル寄りの議員グループをいかに束ね、誰を後継者として推すのか。あるいは自ら再登板の機を窺うのか。その一挙手一投足が、次の党総裁の座をめぐるレースの構図を大きく塗り替える鍵となる。