伊勢湾岸道を象徴する名港西大橋・名港中央大橋・名港東大橋(通称:名港トリトン)周辺は、ドライバーにとって最大の難所です。海面から約40〜50メートルの高所を通過するため、地表とは比較にならない猛烈な海風が吹き抜けます。
NEXCO中日本の管理基準に基づき、伊勢湾岸自動車道では強風時に以下のような段階的規制が実施されます。
- 風速10m/s〜15m/s未満:電光掲示板に「強風注意」が表示され、最高速度が80km/hまたは50km/hに規制。
- 風速15m/s〜20m/s未満:「二輪車・背高車通行注意」の警告が出され、車体が振られる危険性が跳ね上がる。
- 風速20m/s〜25m/s以上:安全確保のため名港トリトン区間を中心とした通行止めが発令。
特に危険なのは、橋脚の主塔付近を通過する瞬間に風向きと風圧が急変する現象です。風防付きの軽ハイトワゴンや空荷のアルミバン型トラックは、風圧で隣の車線へ一気に1メートル以上押し流される事例が報告されています。悪天候時は無理に追越車線を走行せず、第1車線(左端)を一定速度でキープすることが安全確保の鉄則です。