SNSやネット掲示板(5chや知恵袋など)を観察すると、ファンコミュニティの間でしばしば「WEリーグ(国内組)が軽視されているのではないか」「海外組ばかり優遇されている」という不満や誤解が散見されます。
しかし、現場の実態を精査すると、これは短絡的な見方に過ぎません。JFA強化部の意図は国内リーグの軽視ではなく、むしろ「世界で勝つための基準の逆輸入」にあります。WEリーグで突出したパフォーマンスを見せ、リーグ月間MVPを獲得した選手には速やかに代表トレーニングパートナーへの招集や追加招集の道が開かれており、国内外の枠組みに関係なく「世界の強度でプレーできるか」のみが評価軸となっています。
また、なでしこジャパン海外の反応を英BBCや米ESPN、フランスのレキップ紙などの海外論調から探ると、日本の評価は国内ファンが想像している以上に高い水準を維持しています。
海外の有力ジャーナリストは日本の戦術を評して「ボールを持たせたら世界で最も厄介なコレクティブ(組織的)なチーム。そこに欧州仕込みのデュエルの強さが加わったことで、弱点だったトランジションが劇的に改善されている」と警戒感を露わにしています。過小評価しているのはむしろ国内の一部メディアやファンであり、世界は日本の静かなる変貌に強い脅威を感じています。