Q1:雇い主がおならをしなかった場合でも給料はもらえたのですか?
A1:はい、当然支給されました。屁負比丘尼は「万が一の事態に備える保険」であり、普段から身の回りの世話や教育係、ボディーガードを兼ねていたため、何事も起きずに無事一日を終えることこそが最善の職務遂行とみなされました。
Q2:男性版の「屁負比丘尼」のような身代わり役はいたのでしょうか?
A2:男性の武士には専門の放屁身代わり職はいませんでしたが、「幇間(ほうかん・太鼓持ち)」と呼ばれる男性芸客が、宴席で主君や上客が粗相をした際に即座に道化を演じて自分の失態に見せかけるなど、同様の機転を利かせる役割を担っていました。
Q3:一般の庶民の娘もお見合いで屁負比丘尼を雇っていたのですか?
A3:庶民層が雇うことはほぼありませんでした。専属で人を雇うには多額の費用がかかるため、屁負比丘尼を利用できたのは大名家、上級旗本、または莫大な財力を持つ大商人(豪商)の家庭に限られていました。