ミスタードーナツ 公式キャラクターとしてのポンデライオンを語る上で欠かせないのが、モチーフ元となった大ヒット商品「ポン・デ・リング」の圧倒的な功績です。ポンデリング 歴史は2003年1月に幕を開けました。ブラジルの伝統的なパン「ポン・デ・ケージョ」に着想を得て、タピオカ粉由来のデンプンを用いることで実現した「モチモチ食感」は、それまでのドーナツの概念を覆し、同社の経営を大きく押し上げる歴史的大ヒット商品となりました。
この革新的な新商品を象徴するマスコットとして、2003年に生み出されたのがポンデライオンです。開発を手がけたのは、日本を代表する広告代理店・電通のクリエイティブチームと、卓越した立体・キャラクター造形で知られるプロダクションです。ポンデライオン デザイナーとして広告界でも名高いアートディレクター陣は、「ドーナツそのものをキャラクターの体の一部にする」という斬新なコンセプトを打ち立てました。
愛らしい見た目の一方で、テレビCMなどを通じて明かされたポンデライオンの生態設定は、当時の視聴者に強烈なインパクトを与えました。公式設定として語り継がれているその生態は、実にユーモラスでシュールなものです。
「お腹が空くと、自分の首のまわりにあるポン・デ・リングを自ら外して口に運んで食べる。食べ終わると、しっぽがプクッと風船のように膨らみ、そこから新しいポン・デ・リングがポコッと飛び出して、再び自分の首に収まる」
自給自足という言葉の極致を行くこのサイクルは、一度見たら忘れられない視覚的快感をもたらし、子どもから大人まで瞬く間に虜にしました。ただ可愛いだけでなく、どこかシュールで愛嬌に満ちた物語設計こそが、20年以上が経過した現在も人々の記憶に鮮明に残り続けている源泉と言えます。