1926年という年は、世界的に見ても驚くべき「知性と才能の豊作年」であった。文化・芸術・政治の各分野で頂点を極めた人物たちが、示し合わせたかのように相次いで産声を上げている。
とりわけ、銀幕のスターとして全世界を魅了したマリリン・モンローと、70年にわたり君主として君臨したエリザベス2世の同い年対談は、歴史に残る名場面として語り継がれる。1956年のロンドン映画試写会で対面した際、同世代ならではの秘めた共感と気品溢れるやり取りがあったという。一方、日本国内では星新一が独自のSF文学を切り拓き、アイディアの千本ノックと称される1000話以上の作品を生み出した。彼らに共通していたのは、戦前戦後の激変期を生き抜いた強靭な精神力と、他者の追随を許さない圧倒的なオリジナリティだ。