「自分では良かれと思っていた行動」が、式場スタッフや新郎新婦を困惑させるケースは後を絶ちません。披露宴会場の現場チーフプランナーやキャプテンへのヒアリング取材から浮き彫りになった、特に警戒すべきNG行動を整理します。
最も多く報告されるのが「ファー(毛皮)素材やアニマル柄の着用」です。「殺生」を連想させるアイテムは冠婚葬祭の場において縁起が悪いとされ、どれほど高級な毛皮ボレロやパイソン柄のクラッチバッグであっても結婚式への持ち込みは避けるのがマナーです。同様に、黒一色で統一された全身コーディネートも「不祝儀」を想起させるため、バッグやアクセサリーで明るい差し色を入れる工夫が求められます。
また、挙式中の「スマートフォンのシャッター音やバージンロードへの侵入」は深刻なマナー違反として問題視されています。プロのカメラマンの動線を塞いだり、神聖なバージンロードに足を踏み入れて撮影を行ったりする行為は厳に慎まなければなりません。さらに、大荷物をそのまま披露宴会場内に持ち込むのも見苦しいため、最低限の必需品(財布、スマートフォン、ハンカチ、リップ等)をフォーマルなパーティーバッグや小型クラッチに収め、それ以外の荷物は必ずクロークへ預けるのが鉄則です。