「美容室で希望の写真を提示したのに、仕上がってみたらヘルメットのように四角くなってしまった」という悲劇はなぜ起きるのでしょうか。取材した表参道・渋谷のメンズ特化ヘアサロンのディレクター陣は、オーダー時の「伝え方の齟齬」が原因の9割を占めると口を揃えます。
多くの人が「横を短くしてください」「ツーブロックにしてください」とだけ伝えてしまいます。しかし、スタイリストが骨格の張り具合を正確に把握していない場合、側頭部の生えグセを考慮せずにセオリー通りの高さでバリカンを入れてしまい、結果としてカッパのような失敗作が生まれます。ハチ張りツーブロック頼み方の評判を検証すると、成功している人はオーダーの仕方に明確な共通点があります。
美容室メンズカットオーダー成功の経緯を持つユーザーが実践している、失敗しないための「3大指定ワード」は以下の通りです。
- 「刈り上げの高さはハチ下(低め)で設定してください」:ハチの角の上まで刈り込まず、骨が曲がり始める下のラインでバリカンを止めてもらうことで、上から被さる髪の跳ね上がりを防ぎます。
- 「トップに高さを出して、サイドは前下がりのグラデーションにしてください」:頭頂部に動きをつけて高さを出し、サイドを前下がりにすることで、視覚的な横への広がりを完全に抑え込みます。
- 「ハチ周りは梳きバサミを根元から入れず、インナーの角だけを間引いてください」:無闇に梳くのではなく、膨らむ原因となっている角の部分だけをスライドカット等で毛量調節してもらいます。
言葉だけで伝えるのが不安な場合は、「骨格が四角く見えやすいのがコンプレックスなので、ひし形のシルエットに補正したい」と率直な悩みを最初に打ち明けるのが最も確実です。優秀な理美容師であれば、その一言だけで頭骨を触診し、削るべき毛量と残すべき長さを瞬時に見極めてくれます。