麻原彰晃の空中浮揚写真の真相|元信者証言と座禅ジャンプの全カラクリ

麻原彰晃の空中浮揚写真の真相|元信者証言と座禅ジャンプの全カラクリ

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教団の道場では、この「空中浮揚」を達成するための過酷な修行が日常的に行われていました。元教団幹部や脱会した信者たちの手記・法廷証言によると、その実態は神圣さとは程遠い、肉体への拷問に近い反復訓練でした。

信者たちは薄暗い道場に集められ、何時間も結跏趺坐のまま飛び跳ねることを強要されました。畳や薄いマットの上で繰り返し高く跳ねては激しく着地するため、道場には「ドスン、ドスン」という重苦しい激突音が絶え間なく鳴り響いていたと証言されています。

「足を組んだまま何度も跳ぶため、足首の皮が剥けて血がにじみ、膝や尾てい骨に激痛が走った。それでも指導部からは『痛みに囚われるのはカルマがある証拠だ』と叱責され、跳び続けなければならなかった。長時間の酸欠状態と極度の疲労の中で何度も跳んでいると、脳内にエンドルフィンが分泌され、一瞬ふわっと宙に浮いたような強烈な錯覚に襲われる。それを幹部から『いま浮いたぞ!』と肯定されると、本当に自分が浮遊したと信じ込んでしまった」(元信者の証言手記より)

閉鎖された密室、極度の睡眠不足、粗食による飢餓状態、そして繰り返される激しい肉体運動。これらが重なり合うことで、人間の脳は容易に変性意識状態(トランス状態)へと誘導されます。信者たちは教祖の超能力を信じるだけでなく、「自らも浮遊の神秘体験を共有した」という強烈な自己暗示を植え付けられ、教団から抜け出せなくなっていったのです。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。