「チャコール」とは、英語で木炭(Charcoal)を意味する言葉だ。漆黒(ブラック)と一般的な灰色の中間に位置し、どこか温かみや奥行きを感じさせる複雑なニュアンスが最大の特徴と言える。デジタルデザインやWebの現場において、カラーコード(HEX・RGB表記)で指定する場合、代表的な値としてHEX: #36454F、RGB: (54, 69, 79) あたりが用いられることが多い。
日本の色彩規格を管轄する一般財団法人日本色彩研究所の分類基準でも、チャコールは「ごく暗い灰色」と表現される。だが、単なる無彩色の延長線上には収まらない。光の当たり方や素材の質感によって、墨のような和の情緒を見せたかと思えば、モダン建築のような都会的でシャープな印象も醸し出す。この「黒ほど重くならず、グレーよりブレない」存在感が、多くのクリエイターを魅了してやまない。