ハイライト映像やスコア(2-0)だけを見ると「ブラジルの順当な勝利」「一方的なワンサイドゲーム」と誤解されがちですが、実際のピッチ上で繰り広げられた戦況は決して一方的なものではありませんでした。
後半開始直後、試合の主導権を握っていたのはドイツでした。後半7分にはオリバー・ノイビルが放った約30メートルの無回転フリーキックがゴール左隅を急襲。これをブラジルの守護神マルコスが指先一本で触れ、ボールはポストを直撃して弾き出されました。さらにCKからイェレミースが放った決定的なヘディングシュートを、DFエジミウソンがゴールライン寸前で決死のブロック。
もしこれらの決定機が1点でも決まっていれば、試合の行方は完全にドイツへと傾いていた可能性が高かったのです。卓越した個のタレントに頼るだけでなく、守備陣が体を張って耐え忍んだ時間帯があったからこそ、その後のブラジルの栄冠へと繋がりました。