初心者が陥りやすいミスの一つに、「最初からコース用のフル装備を揃えて打ちっぱなし練習場に行ってしまう」パターンがあります。練習場とゴルフコースでは求められる装備の性質が根本から異なります。段階を踏んで揃えていくことで、金銭的な負担を劇的に減らし、道具選びの失敗を防ぐことが可能です。
ゴルフ練習場(打ちっぱなし)で必要なものは、実は驚くほどシンプルです。極端に言えば、自分の手になじむグローブ1枚と動きやすい運動着、スニーカーさえあれば、クラブは練習場のレンタル(1本数百円程度)で十分に練習を開始できます。最初から高価なフルセットを抱えて練習場へ行く必要はありません。7番アイアンやピッチングウェッジを借りてボールを打つ感触を掴むことが先決です。
しかし、ひとたびゴルフコースデビューが決まれば、装備の基準は一変します。打ちっぱなしとは異なり、ゴルフ場にはドレスコードが存在し、天候の変化や傾斜地での歩行に対応しなければなりません。襟付きのシャツ(ポロシャツやモックネック)、スラックスやゴルフ用ショートパンツ、芝生で滑らないゴルフシューズ、そして万が一の打球事故から頭部を守るキャップ(帽子)が必須装備として加わります。この「練習場とコースのギャップ」を正しく把握しておくことが、無駄遣いを防ぐ鉄則です。