種無しぶどうの作り方徹底解明|なぜ種が消えるのか仕組みと全手順

種無しぶどうの作り方徹底解明|なぜ種が消えるのか仕組みと全手順

種無しぶどうの作り方徹底解明|なぜ種が消えるのか仕組みと全手順の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

Q1:ジベレリン処理に使う薬液は作り置きして翌年も使えますか?
A1:使い回しは絶対に避けてください。ジベレリン水溶液は水に溶かした瞬間から徐々に加水分解が進み、数日で著しく生理活性が低下します。さらに、処理時に空気中の雑菌や果粉が混入するため、腐敗の原因にもなります。必ず処理を行う当日の朝に新しく調合し、余った薬液は庭の土壌などに安全に廃棄してください。

Q2:処理の直後に雨が降ってしまった場合はどうすればいいですか?
A2:浸漬処理後、薬液が完全に乾く前に雨で洗い流されてしまうと効果が激減します。処理後およそ2〜3時間以内に激しい雨に降られた場合は、天候が回復して花房の水分が完全に乾いた後、半分の濃度で再処理するか、樹全体に雨よけビニールをあらかじめ設置して雨水を物理的に遮断するのが定石です。

Q3:1回だけの処理で種無しにすることは不可能ですか?
A3:原則として2回の処理が必要です。第1回処理はあくまで「種を無くす(単為結果を誘発する)」ためのものであり、そのままだと果粒は小豆粒ほどまでしか成長せず、自然落果してしまいます。果肉の細胞を急速に肥大させて市場に並ぶような大粒に仕上げるためには、満開10〜15日後の第2回処理が構造上どうしても不可欠となります。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。