ブルームーンストーンを手に入れる際、最も注意すべきなのが鉱物学的な分類です。現在、原産地であったスリランカの鉱山がほぼ枯渇しているため、本来の正長石(オーソクレース)に属する本物のブルームーンストーンは極めて希少で高額になっています。
現在ジュエリーショップや天然石店で「ブルームーンストーン」として流通しているものの多くは、以下の鉱物です。
- ペリステライト(曹長石/アルバイト):斜長石グループに属する鉱物。青白い光を放ちますが、光の層が直線的でやや硬い輝き方をします。
- ホワイトラブラドライト(斜長石/ラブラドライト):同じく斜長石の一種。透明地に鮮烈なブルーの閃光が走るため、通称「レインボームーンストーン」や「ブルームーンストーン」名義で販売されることが主流です。
鑑別書において鉱物名が「フェルドスパー」、宝石名が「ブルームーンストーン」と表記されるものが本物のアデュラリア・ムーンストーンです。一方、宝石名が「ペリステライト」や「ラブラドライト」と記載されている場合は鉱物学上は別物となります。ただし、ペリステライトやホワイトラブラドライトも天然石としての美しさと独自のパワーを備えているため、性質の違いを正しく理解して選ぶことが肝要です。