焦るあまり自己流の処置を行うと、汚れが不可逆な状態に悪化することがあります。以下の3点は絶対に避けてください。
1. 水や濡れ雑巾で強く擦る
油性成分は水を弾くため、摩擦熱と水分によってインクが周囲の繊維や素材の細かい溝に押し広げられ、輪ジミとなって定着します。
2. プラスチックや合皮へのアセトン(除光液)使用
アセトンは強力な溶解作用を持ちます。プラスチックを溶かして白濁させたり、合成皮革の表面コーティングを剥がしてベタつきを残したりする原因になります。
3. 最初の段階で塩素系漂白剤を使う
油性ペンの色素は漂白剤だけでは分解しきれないケースが多く、かえって衣類の地色だけが抜けてインク跡が目立つ悲惨な結果になります。必ず「溶剤でインクを落とした後」の最終手段として活用しましょう。