そもそも、なぜこれほどまでに駅名を長くする必要があるのか。その背景には、ローカル線の深刻な経営難と、ネーミングライツ(命名権)の売却というビジネスモデルがある。駅名にスポンサー企業の名前や近隣の施設名を詰め込んだ結果、副駅名や注記が肥大化し、結果として長い駅名が誕生することになる。
また、メディアに取り上げられることによる広告効果も無視できない。広告費を払ってテレビCMを打つ余裕のない地方のローカル線にとって、「日本一」の称号はタダで手に入る最強の宣伝ツールなのだ。SNSで拡散され、聖地巡礼の観光客が一人でも増えれば、数文字の追加など安い投資と言えるだろう。