Q1:なぜバッハは「音楽の父」と呼ばれるのに、ヘンデルは「音楽の母」と呼ばれるのですか?
A1:同じ1685年にドイツで生まれた2人ですが、バッハが生涯ドイツ国内に留まり教会や宮廷のために機能和声の基礎を体系化した「父」とされるのに対し、ヘンデルはイタリアやイギリスを舞台にオペラやオラトリオで華やかな音楽を民衆に広め、音楽を包み込むように発展させたことから対比として「母」と称されるようになりました。これは日本特有の教育的呼称でもあります。
Q2:モーツァルトを毒殺したというサリエリの噂はなぜ広まったのですか?
A2:サリエリが晩年に認知症を患い、「自分がモーツァルトを殺した」と錯乱状態で口走ったという当時のウィーンの風聞が発端です。ロシアの文豪プーシキンが戯曲『モーツァルトとサリエリ』を書き、それを元に作られた劇や映画『アマデウス』が世界的大ヒットを記録したことで、フィクションが事実のように定着してしまいました。実際にはサリエリはベートーヴェンやシューベルトを育てた高潔な教育者であり、生前モーツァルトのオペラを絶賛・指揮するなど良好な関係でした。
Q3:クラシック初心者が最初に聴くべきおすすめの作曲家や名曲は?
A3:メロディが明快で親しみやすいモーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』や、ベートーヴェンの『ピアノソナタ第8番(悲愴)』第2楽章から聴き始めるのがおすすめです。また、映画やゲームが好きであれば、久石譲のジブリサントラや坂本龍一の『Merry Christmas, Mr. Lawrence』、植松伸夫のオーケストラアレンジ版など、身近な作品から入ることで無理なくオーケストラサウンドの魅力に親しむことができます。