サマーセーターの着心地と見栄えを左右する最大の要素は「糸の組成」です。夏場のニット選びでは、素材ごとの機能性と肌触りのバランスを理解しておく必要があります。
最も推奨されるのは、サマーセーター素材麻コットン(リネン×綿)の混紡生地です。麻特有の優れた吸湿速乾性とシャリ感(通気性)に、コットンの柔らかな肌当たりが加わることで、日本の湿度の高い夏でも肌離れが良く、汗をかいてもサラリとした清涼感が持続します。
敏感肌の人が最も懸念する「肌への刺激」に対しては、サマーニットチクチクしない選び方として以下の3つの基準を押さえるのが確実です。
1つ目は、「強撚糸(ハイツイストコットン)」100%の製品を選ぶこと。綿糸を強く撚り合わせることで毛羽立ちを極限まで抑え、麻のような清涼感を持ちながらも一切チクチクしない滑らかなタッチを実現しています。2つ目は、レーヨンやシルクがブレンドされた混紡生地です。ドレープ感と接触冷感性に優れ、肌への摩擦を最小限に抑えてくれます。3つ目は、裏地がフラットに編まれた「プレーティング編み」仕様を選ぶことです。