Q1:横になると目が回る時、今すぐ救急車を呼ぶべき危険なサインは何ですか?
A1:激しいめまいと同時に「片側の手足に力が入らない・しびれる」「ろれつが回らず言葉が出てこない」「物が二重に見える」「他人の支えがあっても立ち上がれない」「経験したことのない激しい頭痛」のいずれかが現れた場合は、小脳や脳幹の脳卒中(脳梗塞・脳出血)が強く疑われます。頭を動かさずにじっとしていても症状が続く場合は、夜間・休日を問わず躊躇なく119番通報して救急搬送を要請してください。
Q2:寝返りによるめまいを自宅ですぐに抑える応急処置はありますか?
A2:発作が起きた瞬間は、無理に起き上がろうとせず、頭を一番楽な角度で固定して深呼吸を繰り返し、1〜2分間静止してください。良性発作性頭位めまい症であれば、頭を動かさずにいることでリンパ液の揺れが収まり、数十秒から1分程度で必ず回転が止まります。吐き気が強い場合は、顔を横に向けて嘔吐物による窒息を防ぎ、部屋を薄暗くして刺激を減らしてください。発作のピークが過ぎるまでは急激に頭を動かさないことが鉄則です。
Q3:エプリー法などのめまい改善体操はYouTube等を見て自分でやっても大丈夫ですか?
A3:初発時や医師の確定診断がない状態での自己流エプリー法は推奨されません。耳石が左右どちらの耳の、3つあるどの半規管に入り込んでいるかによって、動かすべき角度や手順が全く異なるためです。誤った手技を行うと、耳石が別の半規管へ移動して症状が重症化・長期化するリスクがあります。まずは耳鼻咽喉科で眼振検査を受け、管の位置を特定してもらった上で、医師の指導に基づく体操を行ってください。
Q4:一度めまいが治まっても耳鼻咽喉科を受診したほうがいいですか?
A4:発作が完全に消失した場合は緊急性はありませんが、寝返りのたびに頭が重い感じや軽い浮遊感が残っている場合、または過去に何度も繰り返している場合は受診を強く推奨します。耳鼻咽喉科で残存する耳石の有無を確認し、再発予防のための指導や骨代謝のチェックを受けることで、将来的な転倒事故や再発のリスクを大幅に低減させることができます。