本大会の醍醐味は、なんと言っても境内の荘厳な景色と緑豊かな城下町を巡るドラマチックなロケーションだ。日本陸上競技連盟の公認コースにも通じる精緻な距離管理と安全設計が施されており、質の高いレース展開が期待できる。
コース攻略の最大の鍵は、序盤から中盤にかけて現れる細かなアップダウンへの対応だ。スタート直後は大鳥居を望む舗装路を走るため、思わずスピードを上げたくなるが、ここで足を使いすぎると後半の平坦区間で失速を招く。特に境内周辺の美しい石畳やゆるやかな坂道では、ピッチを安定させ、体力の消耗を抑えるスマートなペース配分が求められる。
ラスト2kmを過ぎてからの給水所付近は、自分との闘いになる勝負どころだ。呼吸を整えながら前を見据え、ラストスパートをかけるタイミングを見極めよう。緑あふれる木々の隙間から光が差し込むフィニッシュラインは、筆舌に尽くしがたい達成感をもたらしてくれる。