検索エンジンで調査すると「サイゼリヤ 炭酸水無料 終了理由」という関連ワードが浮上します。実際には制度自体が廃止されたわけではありませんが、なぜこのような噂が広まるのでしょうか。そこには3つの構造的な要因があります。
第1の要因は、サイゼリヤの炭酸水サーバーの仕様変更です。全国の一部店舗において、旧型ディスペンサーから最新のタッチパネル式ディスペンサーへの機器更新が進んでいます。新型機では「お冷」の導線とジュース類の導線がデジタル画面上で統合されているケースがあり、一見するとドリンクバー未注文では操作してはいけないように誤認してしまう利用者が増えました。また、極めて古い一部の小型店では、そもそも炭酸水抽出機能を持たない冷水機しか置かれていない場合もあります。
第2の要因は、全国的な物価高を受けたサイゼリヤのドリンクバー価格改定との混同です。メニュー全体の端数調整や改定情報がニュースになった際、「ついに炭酸水無料も終わったのではないか」という憶測がSNS上で独り歩きした経緯があります。
そして第3の、最も深刻な要因がサイゼリヤのドリンクバー未注文トラブルの頻発です。X(旧Twitter)上で5,000件以上の反響を呼んだインフルエンサーの投稿にもあるように、一部の利用者が「無料の炭酸水」にドリンクバーコーナー備え付けのポッカレモンやティーシロップを勝手に混ぜてオリジナルのレモンスカッシュを作る行為が問題視されました。こうした不正利用を防ぐため、店舗によっては「炭酸水にレモンやシロップを入れる場合はドリンクバーをご注文ください」という厳重な注意書きPOPを掲示しており、これを見た来店客が「炭酸水そのものが有料になった」と勘違いするケースが多発しています。