海に入る人々にとって最も重要な違いは、自己防衛のための「毒針」の有無だろう。多くの一般的なエイ、特に砂地に潜むアカエイなどは、尾の付け根付近に強力な毒針を持っている。これを踏んでしまうと激痛に襲われ、最悪の場合はアナフィラキシーショックを引き起こすため、海水浴場などでは常に警戒されている。
対照的に、マンタにはこの毒針が一切ない。彼らはその巨体に似合わず非常に温厚で、人間を攻撃するような武器を持たないのだ。そのため、ダイバーが最も一緒に泳ぎたいと願う憧れの対象となっている。ただし、マンタの巨体にぶつかれば怪我をする恐れはあるため、適切な距離を保つマナーは欠かせない。