本作の偉大さは、リリースから数十年が経過した現在のSNSや音楽コミュニティの反応を見ても明らかです。YouTubeに投稿された公式ライブ映像やトリビュート動画のコメント欄には、当時をリアルタイムで知る50代〜60代だけでなく、サブスクリプション配信で初めて触れた10代〜20代のリスナーからも熱烈な声が寄せられています。
ネット上の生の声として特に目立つのは、「雨の日の通勤通学時に聴くと憂鬱な気分が澄んだ心地よさに変わる」「イントロのストリングスを聴いた瞬間、一気にドラマの世界に引き込まれる」といった、楽曲の持つムードテラピー効果を讃える意見です。
また、本作を語る上で欠かせないのが多彩なアーティストによるカバー展開です。徳永英明によるアルバム『VOCALIST』シリーズでの繊細なアプローチ、CHEMISTRYの芳醇なハーモニー、さらには華原朋美や絢香、KinKi Kidsなど、ボーカリストとしての実力に定評のある表現者たちがこぞって本作を取り上げてきました。歌い手によって切なさや温かさのニュアンスが変化しつつも、メロディ自体の骨格が揺るがない点が、本作が「エバーグリーン(不朽の名曲)」と呼ばれる所以です。