サッカー親善試合の真価!公式戦との違いや放送日程・選考を徹底解説

サッカー親善試合の真価!公式戦との違いや放送日程・選考を徹底解説

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多くのファンが抱く「公式戦との違いまとめ」を知ることで、観戦の解像度は劇的に上がります。親善試合(国際親善試合)は、大会のトロフィーを争う公式トーナメントとは異なる独自のレギュレーションと目的を持っています。

第一の目的は戦術の浸透とリスクマネジメントです。公式戦では結果がすべてであるため、指揮官は安全策や実績のある選手起用に傾倒しがちです。対照的に親善試合では、普段試せない新フォーメーションや、セットプレーのサインプレー、劣勢時を想定したパワープレイの確認など、あえてリスクを冒す実験が許されます。サッカー親善試合目的と理由の根底には、本番での不測の事態に耐えうる「組織の引き出し」を増やす狙いがあります。

そして見逃せないのが、FIFAランキング反映ルールとの兼ね合いです。親善試合だからといってポイントが無関係なわけではありません。2018年以降、FIFAランキングは「SUMアルゴリズム」と呼ばれるイロレーティング方式に改定され、試合の重要度(係数I)を掛け合わせてポイントが計算されます。

項目国際親善試合(テストマッチ)公式戦(W杯予選・アジア杯等)編集部の見解・評価選手交代枠原則最大6名まで(事前合意制)最大5名(延長時は+1名)親善試合は多くの戦力を実戦投入可能。戦況を変えるテストに最適。FIFAランク重要度係数(I)I = 10(IMC期間内)I = 25(予選)〜 50・60(本大会)係数は低いが、格下相手に敗れると大幅にポイントを喪失するリスクがある。警告・退場処分原則として次戦の親善試合に持ち越さない(※重大な規律違反を除く)イエローカード累積による次戦出場停止が存在カードのリスクを恐れずアグレッシブな対人守備を試せる環境。主目的・プライオリティ戦術テスト、新戦力発掘、コンディション調整結果(勝ち点3、グループ突破、優勝)の獲得親善試合の敗戦は「良薬」になり得るが、公式戦の敗戦は即脱落を意味する。

親善試合の重要度係数は「10」と公式戦に比べて低いものの、FIFAランキングの数理モデルでは、自国より下位のチームに敗北または引き分けた場合、大きな減点ペナルティを受けます。ワールドカップの組み合わせ抽選会では、FIFAランキング順にポット分け(シード順)が決定されるため、親善試合での不用意な失点は、本大会で死の組に放り込まれる引き金になりかねません。親善試合であっても「絶対に負けられない理由」がここにあります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。