西城秀樹が日本の音楽産業に遺した功績は計り知れない。1974年の『傷だらけのローラ』では、絶唱型ボーカルとドラマチックなアクションで日本レコード大賞歌唱賞を受賞。それまでのアイドルの枠組みを粉砕し、本格派ロックシンガーとしての地位を確立した。
さらに1979年にリリースされた『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』は、老若男女が腕で文字を作りながら一体となって踊るという、現代のフェス文化や参加型ライブの原点ともいえる社会現象を巻き起こした。球場全体を使ったスタジアムコンサートの先駆者となり、ペンライト文化を定着させるなど、昭和歌謡の枠を押し広げて現代のJ-POPの礎を築いたパイオニアこそが西城秀樹だった。