ネット上の情報では「閉館時でもポストに放り込めば何でも返却できる」「利用カードは一度作れば一生更新不要」といった誤った認識が散見されます。トラブルを防ぐためにも、現場の運用ルールを正確に押さえておく必要があります。
まず、閉館後に役立つ返却ポストの時間外利用における盲点です。中央図書館の正面玄関付近には時間外返却専用のブックポストが設置されており、開館時間外や休館日でも24時間いつでも図書本を返却できます。しかし、注意しなければならないのは、CD・DVD・ビデオなどの視聴覚資料や大型絵本、札幌市外の図書館から特別に借り受けた相互貸借資料です。これらはポスト内部での落下・衝撃による破損を防ぐため、返却ポストへの投函が厳しく禁止されています。誤って投函した場合、弁償責任が生じるケースもあるため、視聴覚資料は必ず開館時間内に2階相談カウンター等の専用窓口で直接手渡ししなければなりません。
次に、意外な落とし穴となるのが利用者カードの更新手続きです。札幌市図書館の貸出利用券には一般的な有効期間(原則3年ごとの登録内容確認)が設けられています。期限が切れたままだと、WEBサイトからの本(図書)の予約方法を実行しようとしてもシステム上でエラー通知が出たり、予約受付がストップしたりします。更新自体は、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどの現住所が確認できる本人確認書類をカウンターへ提示すれば数分で完了します。オンライン予約を頻繁に利用する人ほど、更新時期の事前チェックを怠らないようにしましょう。