「次のサービスエリアまであと10キロあるが、今この瞬間が猛烈に眠い」という絶体絶命の危機において、即座に自律神経を刺激して交感神経のスイッチを入れる手段として有効なのが、東洋医学に基づく「即効ツボ刺激」です。信号待ちや安全な停車スペースでの実施はもちろん、片手で押圧できるツボは直前の危機回避に役立ちます。
即効性の高いツボとして臨床的にも活用されているのが以下の4箇所です。
- 合谷(ごうこく):手の甲側、親指と人差し指の骨が合流する谷間のやや人差し指側にあるツボ。全身の血流を促し、脳の血流量を急上昇させる万能のツボです。反対側の手の親指で、骨の下に潜り込ませるように痛気持ちいい強さで5秒間押し込み、パッと離す動作を数回繰り返します。
- 風池(ふうち)・天柱(てんちゅう):後頭部の首の付け根、太い筋肉の外側にあるくぼみ(天柱はそのすぐ内側)。頭部への主要な血管が通っており、両手の親指を当てて頭の中心に向けて押し上げると、停滞していた脳循環が一気に回復し、重かった頭が急速にクリアになります。
- 中衝(ちゅうしょう):中指の爪の生え際、人差し指側の角にあるツボ。意識を覚醒させる急所として知られ、反対側の爪でギュッと挟むように刺激すると、鋭い痛みとともに神経が強制的に覚醒します。
- 睛明(せいめい):目頭と鼻の付け根の間にある小さなくぼみ。眼精疲労からくる視覚的眠気を抑え、しょぼしょぼする視界をシャープに戻す効果があります。
さらに、車内アイテムとして近年評価を高めているのが「高刺激・高清涼感の目薬」の活用です。メントール成分が限界まで配合された第2類・第3類医薬品の点眼薬は、角膜表面の三叉神経終末を急冷・刺激し、涙腺を刺激すると同時に脳の覚醒中枢を強く揺さぶります。点眼の際は防腐剤フリーまたは角膜保護成分配合のものを選び、必ず安全な停車時、または赤信号での完全停止時に使用することが不可欠です。