この潮流の起点となったのは、意外にも首都圏ではなく、札幌の「シメパフェ」文化や関西エリアのロードサイド店舗だった。車社会の地方都市において、酒を飲まないドライブの立ち寄り先として深夜営業のアイス店が急速に拡大。
それが縦型動画やビジュアル重視の投稿を通じて一気に拡散し、現在では東京、名古屋、福岡、さらにはアジア諸国へと波及している。レイヤー状に重ねられた旬のフルーツ、美しい層を描くグラニテ、職人がその場で削る削りチョコレート。単なるアイスクリームの枠を超えたアート性の高い仕掛けが、深夜の暗闇に鮮やかに映え、若者たちの所有欲と共有欲を強烈に刺激する。