かつて激しいヘッドバンギングの代償として頸椎椎間板ヘルニアを患い、手術を経験したダイスケはん。一時はシンガーとしての存続すら危ぶまれたが、そこからの復活劇はまさに驚異的だった。彼が実践するデスボイスの秘密は、喉への負担を最小限に抑えつつ爆発的な音圧を生み出す「仮声帯」の緻密なコントロールにある。
復帰以降、彼は解剖学的アプローチを取り入れ、体幹トレーニングと発声フォームの再構築を徹底して行った。喉だけに頼る発声を捨て、横隔膜と背筋を連動させることで、以前にも増して太く安定したシャウトを獲得したのだ。過酷なライブ日程を消化しながら声を維持する自己管理能力は、若手バンドマンにとっても生きた教科書となっている。