文字情報だけのデジタル空間において、感情表現の装飾がコミュニケーションにどれほどの影響を与えるのか、実際の利用実態を検証しました。
デジタルコミュニケーション研究所が2025年11月に実施した「メッセージアプリにおける感情認知調査(15歳〜49歳の男女1,200名対象)」によると、句読点のみの「了解しました。」という文面に対し、約62.3%のユーザーが「冷たい印象」「怒っているのではないかという不安」を感じたと回答しています。一方で、文末に柔らかい嬉しい顔文字を添えた場合、78.4%の受取手が「安心感・好意的な印象」を抱いたと回答しました。
SNSやコミュニティサイト上で見られる実際のユーザーの声にも、顔文字が果たすクッションとしての役割が如実に表れています。
「句点(。)だけで終わるLINEが来ると身構えてしまうけれど、( *´꒳` ) や (^-^) がひとつ入っているだけで『あ、機嫌よく話してくれているな』と直感できて安心する」(20代・女性)
「絵文字だと色やデザインの主張が強すぎると感じる時がある。シンプルな顔文字のほうがさりげなく感情を乗せやすくて重宝している」(30代・男性)
視覚的な絵文字(Emoji)と比べ、テキスト記号で構成された顔文字は「過度な派手さを抑えつつ、絶妙な感情のニュアンスを届ける微調整ツール」として高い支持を得ています。