「大人が粉ミルクを飲む」という社会現象に対して、国内の乳業メーカー各社はどのようなスタンスをとっているのでしょうか。シニア層を中心にヒット商品となった「ミルク生活」を展開する大人用粉ミルク森永乳業公式見解を精査すると、明確なメッセージが打ち出されています。
森永乳業は自社リリースおよび製品FAQにおいて、大人用粉ミルクの開発意図を「大人に必要な栄養素をバランスよく補給し、健康維持をサポートするため」と定義しています。決して「飲むだけで脂肪が燃える」「置き換えダイエット用食品」といった減量目的のプロモーションは一切行っていません。むしろ、加齢によって食が細くなった中高年や、偏食によってカルシウムやビタミンが不足しがちな現代人の「栄養底上げ」を主眼に置いています。
大人のための粉ミルク生活の栄養成分を分析すると、赤ちゃん用粉ミルクと比較して脂質が大幅にカットされ、大人の骨密度維持に不可欠なカルシウム(150mg)やビタミンD、鉄分(1.5mg)が強化されています。さらに、森永独自の機能性素材である「ラクトフェリン(20mg)」や「ビフィズス菌BB536」が生きたまま配合されており、減量ではなく腸内環境と免疫バランスの最適化を狙った高付加価値食品であることが確認できます。