胡蝶蘭の花が終わったら捨てるな!プロ直伝の剪定と二度咲き再生術

胡蝶蘭の花が終わったら捨てるな!プロ直伝の剪定と二度咲き再生術

胡蝶蘭の花が終わったら捨てるな!プロ直伝の剪定と二度咲き再生術の特集記事をお届けします。最新トレンドが詰まっています。

花が終わりを迎えた際、最初に行わなければならない最も重要な作業が「花茎の切断(剪定)」です。ここでどのような切り方を選ぶかによって、その株のその後の運命が大きく左右されます。アプローチは大きく分けて2通りあり、自分のライフスタイルや株の体力に合わせて選択する必要があります。

胡蝶蘭 二度咲き 成功のコツを掴みたい場合は、花茎の途中でカットする「節目残し」を選択します。胡蝶蘭の花茎をよく観察すると、竹のように数本の節(ふし)が存在しているのがわかります。この節の内側には、次なる開花を担う「潜伏芽」が眠っています。胡蝶蘭 剪定 節の数としては、株の根元から数えて4〜5節ほど(あるいは下から3分の1程度)を残し、節の約1cm〜1.5cm上の位置で水平にカットするのがセオリーです。この位置で切断すると、早ければ1〜2ヶ月ほどで節の先端がぷっくりと膨らみ、新しい側枝(花芽)が伸びて初夏から初秋にかけて再び花を咲かせてくれます。

ただし、二度咲きを狙うには重要な前提条件があります。それは「すべての花が自然に落ちるのを待たずに剪定する」という点です。最後の花がポロポロと落ちて花茎全体が黄色く変色してからでは、株のエネルギーは底をついており二度咲きは期待できません。まだ先端に2〜3輪の花が咲き残っている段階、あるいは全体の3分の2が咲き終わった段階で思い切って切断することが、二度咲きを確実に成功させるための絶対条件となります。

一方で、初心者や株を長く大切に育てたい人に推奨されるのが、もう一つのルートである「根元からの全切断」です。花茎の根元から2〜3cmほど残した位置でバッサリと切り落とし、その年の開花を潔く終了させます。花茎を完全に切り落とすことで、植物は開花という莫大なエネルギー消費から解放され、光合成を行う「新しい葉の展開」と「健康な根の伸長」に全リソースを集中できるようになります。この選択を行うことで、翌年の冬から春にかけて、初回を上回る立派で輪数の多い大輪花を咲かせることが可能になるのです。

なお、剪定に使用するハサミには細心の注意を払わなければなりません。胡蝶蘭はウイルス性の感染症に極めて弱いため、使用するハサミの刃先をライターの火で数秒間炙るか、薬局で入手できる消毒用エタノールで念入りに滅菌処理を行ってから刃を入れることが鉄則です。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。