桜井和寿の子供たちの中で、最も広く世間に知られているのが長男の櫻井海音(さくらい かいと)です。幼少期は東京ヴェルディのジュニアユースに所属するなどサッカー選手を目指すほどの腕前でしたが、中学生時代にドラムと出会ったことで音楽の道へと傾倒していきました。
2019年に結成されたロックバンド「インナージャーニー」のドラマー・Kaitoとして本格的な活動を開始。当初は「桜井和寿の息子」という事実を公表せず、個人としての演奏技術と表現力で支持を集めました。スガシカオなど親交の深いトップミュージシャンのサポートドラムを務めた経験からも、そのリズムキープ力とセッションセンスは業界内で高く評価されていました。
転機となったのは2020年、NHK連続テレビ小説『エール』への出演や恋愛リアリティ番組への参加です。これを機に端正なルックスと繊細な演技力が制作陣の目に留まり、俳優としての需要が急拡大しました。主な出演ドラマ・映画の経歴を振り返ると、その成長スピードは目を見張るものがあります。
2023年秋には、「俳優業に専念し、中途半端な気持ちでバンド活動を続けたくない」というプロフェッショナルとしての決断からインナージャーニーを脱退。2026年現在では、父親の名前を引き合いに出される機会は激減し、一人の主演級俳優として独自のポジションを確立しています。