日本の家庭で「ソース」と呼ぶ場合、ウスターソース以外にも「中濃ソース」や「とんかつソース」が食卓に並びます。これらの関係性を整理しておくと、調味料選びの迷いが一気に解消されます。
日本農林規格(JAS規格)において、この3種類は「ウスターソース類」という同一グループに分類されています。分類基準となるのは、主に粘度(とろみ)と果実・野菜の含有率です。
中濃ソースととんかつソースの違いは、とろみの強さと甘みの深さに直結しています。ウスターソースが最もサラリとして辛口なのに対し、とんかつソースはリンゴやトマトなどの果肉がたっぷり使われており、高粘度でフルーティーな甘さが際立ちます。中濃ソースはその中間に位置し、ウスターのスパイシーさととんかつソースのマイルドな甘みをバランスよくブレンドした東日本特有の万能タイプです。
どのソースも「野菜果実・酢・スパイス」が基本設計であるため、オイスターソースとは全く別系統の風味を持っています。