本作の最大の魅力は、原作者である細川貂々(ほそかわ てんてん)氏と、夫である「ツレ」こと望月昭氏の実体験に基づいている点にあります。ネット上では時折「ふたりはその後、離婚したのではないか」という根拠のない噂が浮上しますが、現在も婚姻関係を継続し、夫婦二人三脚で活動しています。
うつ病発症後、ツレさんは長年勤めた外資系IT企業を退職。その後は主夫として家事を担いながら、貂々氏の執筆活動を支えるパートナーとなりました。夫婦は兵庫県宝塚市へ移住し、子育てや地域活動、メンタルヘルスに関する講演会など幅広いフィールドで活躍を続けています。
貂々氏はその後も『その後のツレがうつになりまして。』や『ツレはパパになりまして。』など続編を多数発表。病気を経て変化した家族の形をユーモアを交えて発信しており、互いを尊重し合うその姿は多くの読者に勇気を与え続けています。