「美容院でカットした当日はサラサラだったのに、翌日家で洗ったらボサボサに広がってしまった」という失敗談は後を絶ちません。子ども向けヘアカットの現場を取材すると、保護者側の“良かれと思ったオーダー”が原因で、かえってくせ毛を悪化させているケースが浮き彫りになります。
美容院オーダーのコツ小学生女子編において、絶対にやってはいけないNG指示が「髪が多いので、とにかく梳(す)いて軽くしてください」という一言です。髪をすきバサミで根元から過剰に減らすと、短くなった短い毛がバネのように内側から長い毛を押し上げ、かえって頭が一回り大きく膨らんでしまいます。さらに毛先がパサつき、湿気を吸いやすくなるという最悪の結果を招きます。
美容師に正しく意図を伝え、失敗を避けるためのオーダーポイントは以下の3点です。
・「結べる長さ」を残すかどうかを明確にする:「短くしたいけれど、体育の時は1本に結べる長さを残したい」のか、「結べなくていいから完全に乾かすだけで形になる長さに切りたい」のかを最初に宣言します。
・毛量は「表面」ではなく「内側の間引き」で調整してもらう:「広がりやすいので、表面には重さを残してツヤが出るようにしてください」と伝えると、技術力の高い美容師は内側の毛量をピンポイントで間引くスライドカット等で対応してくれます。
・普段の朝のリアルなセット時間を申告する:「朝はアイロンを使えない」「親が手をかけられるのは5分以内」と日常の制約を正直に伝えることで、美容師はブローなしでもまとまるカットラインを設計できます。