この雑誌を語る上で、名門・文化服装学院との濃密な血縁関係を抜きにすることはできない。同校を母体に持つバックボーンがあるからこそ、服の構造や縫製技術、テキスタイルの本質に踏み込んだ妥協のない批評眼が成立する。
そして、新人デザイナーの登竜門として君臨し続ける「装苑賞」。かつてコシノジュンコや髙田賢三といった巨星たちを輩出し、日本のアパレル史を塗り替えてきたこのコンテストは、今なお未来の才能を発掘する絶対的な磁場だ。審査員たちの鋭利な言葉と、若き挑戦者たちの剥き出しの情熱。誌面から立ち上るその生々しい緊張感こそが、読者の胸を熱くさせる原動力となっている。