2021年のテレビドラマ界を語る上で欠かせないのが、民放公式テレビ配信サービス「TVer」の爆発的普及と、放送終了直後から巻き起こるソーシャルメディア上の「考察コミュニティ」の成熟です。
特に『最愛』や『天国と地獄』の放送期間中は、X(旧Twitter)や5ちゃんねる、個人ブログ等で視聴者による犯人予想やカット割り・小道具の意味を解読する検証合戦が過熱しました。「第何話のあのシーンで左手に持っていたペンの角度」「ポスタービジュアルの視線の向き」といった細部まで検証され、視聴者が単なる受動的な受け手ではなく、物語を能動的に読み解く共作者のような熱狂を生み出しました。
また、『ドラゴン桜 第2シリーズ』では、東大専科の生徒役オーディションを勝ち抜いた若手キャスト陣が話題を呼びました。髙橋海人(King & Prince)、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太らが生徒役として出演。彼らの迫真の演技は「かつての第1シリーズ(新垣結衣、山下智久、長澤まさみ等)に匹敵する金の卵たち」とネット上で絶賛され、実際にその後の日本映画・ドラマ界の中心を担うトップランナーへと飛躍していきました。