この名物コーナーの原点は、1992年にスタートしたTBS系の看板番組『さんまのからくりTV』(のちに『さんまのSUPERからくりTV』へと拡大)にあります。街頭インタビューで一般人の素朴な魅力や勘違いの面白さを引き出していた制作陣が、地方在住の高齢者たちの持つ計り知れないバイタリティと独特の言語感覚に着目したことが企画の発端でした。
1990年代半ばに本格始動したご長寿早押しクイズは、地方予選を勝ち抜いた個性派解答者がスタジオや特設会場に集い、時事問題や若者文化に関するクイズに答える形式で瞬く間に全国区の人気を獲得。最高視聴率は25%を超える大ヒットを記録し、日曜夜8時の国民的エンターテインメントとして定着しました。
地方創生やシルバー世代の社会参加という言葉が定着する以前から、地方に暮らす高齢者の飾らない日常の言葉を全国ネットの電波に乗せ、笑いと共に温かい元気を届ける画期的なメディア空間を創出した点において、テレビバラエティの歴史を大きく塗り替えたコーナーといえます。