北朝鮮に美人が多い理由は?南男北女の真相と美女応援団の現在

北朝鮮に美人が多い理由は?南男北女の真相と美女応援団の現在

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2002年の釜山アジア大会や2018年の平昌冬季五輪で一世を風靡したのが、いわゆる「美女応援団」です。寸分の狂いもない一糸乱れぬ拍手と統率されたパフォーマンスは世界に衝撃を与えました。その選抜過程は、一般のスポーツ応援団とはかけ離れた苛烈さを極めます。

当時の報道各社や脱北幹部の証言録によると、応援団の候補者は平壌市内の音楽舞踊大学や外国語大学、金日成総合大学などの名門校からリストアップされます。審査基準は極めて厳格で、「身長163cm〜168cmの均整の取れた体躯」「顔立ちの美しさと左右対称性」「皮膚の傷跡や痣の有無」に加え、家系3代にわたって体制への不満分子や脱北者がいないことを証明する「出身成分(身分制度)」の調査が必須条件でした。

過酷な選抜を勝ち抜いた彼女たちは、数か月に及ぶ合宿で思想教育と集団行動の訓練を受け、「国家の歩く宣伝塔」として海外へ送り出されます。金正恩総書記の妻である李雪主(リ・ソルジュ)夫人も、かつて2005年の仁川アジア陸上選手権に応援団の一員として訪韓していた事実は広く知られています。

では、世界を驚かせた美女応援団のメンバーたちは現在どのような生活を送っているのでしょうか。元団員が韓国メディアの特番インタビューで明かした告白によれば、帰国後には徹底した思想総括(反省会)と外部情報の口外禁止が言い渡されます。資本主義社会の豊かさを直接目撃した彼女たちは、保衛部(秘密警察)の監視対象となりつつも、その経歴を箔として党幹部や富裕層の男性と結婚する道が用意されるケースが一般的です。体制の威信を担ったエリートとして優遇される一方、生涯にわたって行動の自由を制限される宿命を背負っています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。