「友人の自衛隊関係者から連絡があった」「予知夢を見るインフルエンサーが警告している」――。SNSで拡散される「もうすぐでかい地震くるで」という投稿には、決まって出所不明の“もっともらしい理由”が添えられています。関西弁混じりの口語体で投稿されることが多く、危機感を煽るキャッチーなフレーズゆえに瞬く間にリポストされていきます。
こうした巨大地震の噂の真相を追跡すると、大半は注目集め(インプレッション稼ぎ)や、過去の投稿を切り取った釣りコンテンツであることが分かります。オカルト界隈で語られる地震の予言(2026年説)やスピリチュアルな言説が、小規模な群発地震の発生をきっかけに結びつけられ、あたかも的中したかのように再拡散されるパターンが定着しています。
ネット上の反応を見ると、「怖いから拡散した」「念のために家族に共有した」という善意からの拡散が少なくありません。しかし、善意の拡散こそが地震デマを増幅させ、社会的な不安や買い占めなどの混乱を引き起こす引き金になります。出所が曖昧な投稿を見かけた際は、即座にリポストせず、まずは立ち止まる冷静さが不可欠です。