健診で肺に影があると言われたら?がんの確率と精密検査の真実

健診で肺に影があると言われたら?がんの確率と精密検査の真実

健診で肺に影があると言われたら?がんの確率と精密検査の真実に関する主要な事実を徹底的にまとめました。詳細な解説をご確認ください。

直径3cm以下の円形または楕円形の孤立した影は、医学的に「肺結節(はいけっせつ)」と呼びます。CT検査で結節が見つかった場合、専門医は画像の性状を詳細に分析して良性と悪性の可能性をスクリーニングしていきます。

判別項目良性を示唆する特徴悪性(肺がん)を疑う特徴境界・輪郭境界明瞭、丸く滑らかな辺縁境界不明瞭、ギザギザした辺縁(棘状突起:Spiculation)内部構造中心部に対称的な石灰化、脂肪成分不均一な濃度、気管支の巻き込み、空胞サインサイズ変化過去画像と比較して2年以上増大なし数ヶ月〜1年の間に徐々にサイズが増大周囲組織への影響胸膜や血管を圧迫するのみ胸膜を引っ張り込む(胸膜陥凹像)、血管を引き込む

近年、低線量CTの普及に伴って発見数が増加しているのが「すりガラス結節(すりガラス陰影:GGO)」です。これは、背景の肺血管や気道構造が透けて見えるような、淡くぼんやりとした雲状の影を指します。

すりガラス結節は、良性の局所性炎症によって生じることもありますが、早期の非浸潤性肺腺がん(上皮内がん)の初期段階である可能性も含んでいます。進行が極めて緩やかである特徴を持つため、多くの場合、即座に手術を行うのではなく「3ヶ月〜6ヶ月ごとの定期的なCT経過観察」を選択し、サイズや濃度の増大がないかを慎重に見極めるアプローチが標準的です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。