隠岐諸島は、円形の単一島である「島後(隠岐の島町)」と、3つの島が内海を囲むように連なる「島前(西ノ島町・海士町・知夫里島)」という全く異なる二大エリアで構成されています。多くの旅行者が陥る失敗が、「島後行きのフェリーに乗れば、そのまま島前も手軽に観光できる」と同一視してしまうことです。
島前3島の間には、隠岐観光が運航する小型の島前島後内航船いそかぜ乗り継ぎネットワークや「フェリーどうぜん」が頻繁に行き交っており、所要15〜30分程度、数百円の運賃で島の間をまるで路線バスのように移動できます。しかし、島前エリアと島後エリアの間を移動するためには、内航船「いそかぜ」では渡れず、隠岐汽船の大型フェリーまたは高速船を利用しなければなりません。
したがって、最も効率的なルート設計は「本土(七類または境港)からまず島前に入り、内航船で3島を巡った後、大型フェリーで島後へ移動し、最後に西郷港から本土へ帰還する」という一方向のワンウェイストレートルートです。島後と島前を行ったり来たりするジグザグ行程を組むと、フェリーの待ち時間だけで半日以上を浪費することになります。